青少年赤十字事業《Junior Red Cross》
リーダーシップ・トレーニングセンター(以下、トレセン)は、赤十字や青少年赤十字について学習しながら、集団での生活や体験を通じて学校や社会のリーダーとなれるよう自主性やリーダーシップを身につける宿泊型研修です。「自分たちの力や考えで生活をつくっていく」という体験を繰り返しながらリーダーとしての意識や力を身につけます。
静岡県では、小・中学生を対象に東・中・西部の地区ごと、高校生を対象に県全体で、夏休み期間に実施しています。
トレセンの特徴的な取組や考え方
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VS<ボランタリー・サービス>
トレセンでは、すべてにおいて自主的に活動することを目指しています。
周囲に役立つために、自分はどのように行動したらいいのかと、自分にできることを見つけて、自分と他者のために活動するプログラムです。トレセンでは、係分担は決まっていません。
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先見
「いつどんな事態に直面しても、これに対処できるように日ごろから備えておく」ということです。
どのように行動するか自分自身で考え、そのための準備をします。
トレセンでの先見は、@集団生活をする中で、自分自身を取り戻す時間、
A反省と共に今後に取り組む段取りと余裕を得る時間 です。
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掲示板の活用
トレセンの生活は「号令のない生活」です。
先生の指示で動くのではなく、児童、生徒の自己管理を促します。
そのため、連絡、よびかけ、案内など周知事項を掲示板で行います。
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「待ちの姿勢」
先生は生徒の気づきを待ちます。指示を出したり、答えを教えるのではなく、子どもが動けるように促します。
何もしないのではなく、子どもたちを見守り、それが、時には見られている緊張感にもなります。
トレセンの主なプログラム
トレセンでは、赤十字や青少年赤十字の歴史の学習、救急法、レクリエーション、フィールドワークなど、さまざまなプログラムを行っています。
赤十字の講義・講習(止血の仕方、三角巾を使った応急手当など)
赤十字を通じて、人を思いやる心、いのちの大切さを学びます。
朝のつどい
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自主的に旗揚げ
レクリエーション
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緊張した雰囲気を和ませます!
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フィールドワーク
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アイマスクをして視覚障害者の
思いを体験 -
トレセンで学習した応急手当を
復習
防災教育
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グループワークで、いろいろな立場に立って物事を考える力などを身につけます。